Memento

誰のか知らない文章を酷い具合に切り刻んでダッシュボードの底でぐるぐると回して僕らはバターになる。

この世の善のベクトルがひとつであると仮定する。そして、もしも私が善行をしていて、そうして特別に恵まれているのでなければ、同じような立場にあって善行をしていない人間が相対的に「悪いもの」になってしまう。そう感じる人間たちにとって、私は心ない偽善者でなければならない。そうでないなら、特別に清らかで常人とはかけ離れた存在でなくてはならない。それなら彼らと同じ人種ではないから彼らは「悪い」者にならない。

他人の偽善の遇しかた - 傘をひらいて、空を

おーつねさんの言う 「他人を批判してる人は、実は自分の欠点を他人に勝手に見出して文句言ってる」 とはこういうことかと合点がいったです。